【EXPO2025特集】兵庫、奈良が万博で魅力発信 兵庫 女将の会が万博音頭


県内の温泉地を紹介する女将の会

兵庫 女将の会が万博音頭

兵庫県は5月26~30日、大阪・関西万博の万博会場催事場「ギャラリーWEST」と「ポップアップステージ西」で「ひょうごフィールドパビリオンフェスティバル2025」を開催した。各パビリオンがブースを出展して、試食や体験イベントを実施。来県しての体験をアピールした。
 
 ひょうごフィールドパビリオンは、兵庫県全体を一つの大きなパビリオンに見立て、各地の産業や取り組みそのものの魅力を発信する事業。現地で実際に、見て、体験して、学べる内容であるのが特徴で、現在260のプログラムをラインアップする。
 
 万博での同イベントでは、260プログラム中116が参加。黒毛和牛の試食や丹波焼のワークショップなどのブース出展のほか、高校生による播州織のファッションショーなどのステージイベントを行い、各プログラムの活動や地域の魅力を紹介した。
 
 26日にギャラリーWESTで行ったオープニングイベントには斎藤元彦・兵庫県知事が参加。兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合・女将の会とともに、大阪・関西万博のテーマソング「この地球(ほし)の続きを」に合わせ、盆踊り風「万博音頭」を踊ったほか、「兵庫県でも大阪・関西万博を盛り上げたいと、このフィールドパビリオンの取り組みをスタートした。これを機会に兵庫県の素晴らしいものを知ってほしいし、兵庫県に遊びに来てほしい」と述べ、開会を宣言した。
 
 同日はこのほか、フィールドパビリオンの理念や内容を紹介するパネルディスカッションや、女将の会による、各温泉地の紹介、万博音頭のレクチャーなどを行った。
 

県内の温泉地を紹介する女将の会

奈良 食や伝統文化一堂に

 大阪・関西万博奈良県実行委員会は5月27~29日、大阪・関西万博会場で「ALL NARA FESTIVAL」を開いた。「春日若宮おん祭」などの祭礼はじめ、民俗芸能などが披露されたほか、同県の食や工芸を楽しめるブースを出展。来場者に奈良県の魅力をアピールした。

 万博に来場する国内外の人に、奈良県の魅力を知ってもらおうと実施した。「御斎会」「平城京天平行列」などの古都・奈良を感じさせる祭礼が行われたほか、県内各地の無形民俗文化財も披露。人間国宝の金剛流宗家・金剛永謹師による能楽パフォーマンス「FUTURE 能―NOH STAGE 不二之舞 大和に神、集いて」では、能と最新の映像演出、現代音楽がリアルタイムで融合した、今までにないデジタルアート作品を上演した。
 
 また奈良市の夏の風物詩「燈花会」を再現した「願いを灯す燈花会」や、奈良の木を使った茶室での大和茶体験、奈良が発祥とされる日本酒について学ぶワークショップなど、さまざまな体験型イベントも行った。
 
 27日に行われたオープニングセレモニーには、同県の山下真知事が参加。「千年以上守り育ててきた伝統文化や文化を世界中の人に発信できることを誇りに思う」と語り、開会を宣言した。その後、世界遺産「古都奈良の文化財」の指定を受け、約900年の歴史を持つ春日大社の祭礼、春日若宮おん祭が披露された。


春日若宮おん祭りの様子

 
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