
米子鬼太郎空港(鳥取県境港市)は米子市中心部から約11キロの弓ヶ浜半島の中心部に位置。風光明媚な観光地が周囲に多く、山陰観光の空の玄関口となっている。
2010年4月には従来の米子空港から、愛称を境港市出身の漫画家・水木しげる氏の作品『ゲゲゲの鬼太郎』にちなんだ「米子鬼太郎空港」とした。鬼太郎や妖怪たちの世界観を感じることができ、空港利用の促進にも一役買っている。
24年度の利用者数は、昨年4月にリニューアルオープンした水木しげる記念館や、10月に県内各地で実施された高齢者のスポーツ・文化・健康福祉の祭典「ねんりんピック」の効果もあり、前年度比10・4%増、かつ過去最多の約59万人を記録した。
国際定期便は、エアソウルの米子―ソウル便が週5便(日・月・水・木・金)を皮切りに、グレーターベイ航空の米子―香港便の週3便(火・木・日)と、タイガーエア台湾の米子―台北便の週2便(月・金)が就航。山陰地方唯一の国際定期便が就航する国際空港として、重要な役割を担っている