
会議の副主査を務めた石井美恵子・国際医療福祉大学大学院教授(左)から報告書を受け取った赤澤大臣(6月4日、内閣府)
防災庁設置に向けた政府有識者会議「防災庁設置準備アドバイザー会議」が報告書を取りまとめ、6月4日に赤澤亮正防災庁設置準備担当大臣へ手交した。報告書は防災庁が「災害から命を守り抜き安心して暮らせる社会、防災により新たな価値を生み出す未来を創る」とのメッセージを明記した。
有識者会議は1月から8回にわたり議論を重ねてきた。同会議の主査を務めた名古屋大学の福和伸夫名誉教授は、手交式で「防災庁という新たな司令塔の設置を通じて災害対応の構造を根本から見直し、科学的根拠に基づいた戦略的・機動的な取り組みを平時から進める必要がある」と述べた。【記事提供:ニッキン】
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