
環境省は5月23日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構による「九州新幹線(武雄温泉・長崎間)に係る佐世保線(肥前山口・武雄温泉間)複線化事業環境影響評価事後調査報告書」に対し、環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。複線化事業は、同機構が大町/高橋間を複線化したもので、2022年9月から供用を開始している。
複線化事業に関する環境大臣意見はすでに2015年10月30日に提出したところ。内容は住居、学校、病院をはじめ、環境の保全について特に配慮が必要な施設に対し、列車による騒音・振動の影響を回避・低減するよう適切な措置を講じること、事後調査の結果が指針等を達成しない場合は追加的な措置を講ずることなどを求めていた。
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