
あいさつする渡邊会長
日本旅館協会関東支部連合会(渡邊幾雄会長=栃木県・やまの宿下藤屋、359会員)は5月22日、2025年度通常総会をホテルかずさや(東京都中央区)で開いた。今年度の事業計画について議論・承認したほか、関東運輸局との意見交換会などを行った。
冒頭あいさつした渡邊会長はインバウンド需要における地域格差や人手不足など、観光業界を取り巻く課題について言及。「私たち塩原温泉でも、高級小規模で工夫を凝らす旅館や家族経営の施設などがあり、立地や規模によって経営状況は大きく異なる」と、それぞれが置かれた環境の中で工夫を重ねながら経営に取り組んでいる現状を説明した。
今年度は、各委員会を通じてIT戦略や人材活用などをテーマとしたセミナー開催や、関東運輸局との連携強化を引き続き推進。同局が進める訪日客の地域分散を目的とした「江戸街道プロジェクト」などの取り組みへの本格参画も視野に、観光振興に取り組む。
また、昨年度からの課題であった同支部連合会のホームページ刷新と情報発信強化にも努める。
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