国交省が「河川水辺の国勢調査」23年度の調査結果を公表 気候変動や外来生物の影響を確認


 国土交通省は5月30日、「河川水辺の国勢調査」の最新結果を公表した。調査は河川の生物相を定期的・継続的・統一的に把握し、河川やダム環境の整備と保全を適切に推進するため、1990年度から全国の一級河川の国管理区間を主な対象に実施しているもの。過去34年間で約4000件の調査を実施しており、今回は2023年度の調査結果を34年間のデータと合わせて分析して特徴を取りまとめた。なお、ダムの調査結果は別途まとめる予定だ。

 調査では魚類、底生動物、植物、鳥類、両生類・爬虫類・哺乳類、陸上昆虫類等の調査をそれぞれ実施。河川環境基図作成調査も行った。国土交通省によると、今回の調査結果では河川で「日本産野生生物目録」等に掲載されている動植物について、鳥類、両生類は約半数、植物は約4割の種数が確認されており、日本の生物多様性を支える河川の重要性が再確認できたという。加えて、自然度の指標となる草地に住むカヤネズミの確認地区が拡大していることが判明。河川環境が適切に管理・維持されていると考えられるとした。

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