再選された森本会長
職業人としての人間力向上を
日本ホテル・レストランサービス技能協会（HRS、森本昌憲会長）は５月29日、「令和７年度定時総会」を東京都内で開いた。
理事・役員改選では、森本昌憲氏（藤田観光社友）が会長、飴善晶子氏（昭和女子大学教授）・上原誠人氏（東京會舘社友）・川島保司氏（元東急ホテルズ）の３人が副会長に再選された。
新任理事には、青木幸裕氏（日本旅館協会専務理事）、小林由人氏（日本ホテル協会事務局長）、森島孝文氏（服部栄養専門学校教授）、江口英一氏（観光経済新聞社・kankokeizai.com編集長）らが選出された。
同協会は、厚生労働大臣認定試験期間で、国家検定「レストランサービス技能士」の実施、「ＨＲＳサービスコンクール」の主催、全国大会「技能グランプリ」「技能五輪」の運営などを行っている。
森本会長は「ホテル・レストラン業界は、コロナ禍後、前年実績を更新し続けている。私たちはお客様との接点という部分で観光立国を支えている。プロフェッショナルとして、従来の考え方に加えて、さらに国際的なスタンダード、目線感覚を磨く必要がある。一方で、日本の文化、歴史、伝統を深く理解して、正しくインバウンドのお客様にお伝えすることが益々重要になってきている」とあいさつ。その上で「ホテル・レストラン業界では、人手不足に対応するため、ＡＩの積極的な導入、運営のＤＸ化も進んできているが、私たちはお客さまが過ごされる場所と時間の中で、見て感じていただけるサービス商品を提供している。これからは他の業界団体とも連携しながら、一社会人として企業人として、ホテル・レストランで働く職業人としての人間力を磨いてもらうための活動も強化していきたい」と述べ、続投会長としての新しい方向性を示した。
再選された森本会長
