
内閣府はこのほど、景気ウォッチャー調査の4月分を公表した。同月の景気の現状判断DI(季節調整値)は前月比2.5ポイント減の42.6。サービス関連が低下、飲食関連が上昇した。宿泊・観光関係者から「インバウンドが好調を維持」「費用の高騰で収益確保が難しい」などの声が上がっている。
調査は地域の景気の動きを観察できる業種の人々に、3カ月前と比較した景気の現状と、2~3カ月先の景気の先行きについて、「良い」「どちらともいえない」「やや悪い」など5段階で判断してもらい、結果を数値化したもの。
現状判断DIはサービス関連が同1.7ポイント減の45.3と2カ月ぶりに低下。小売関連も同3.5ポイント減の39.9と低下した。飲食関連は同0.5ポイント増の42.1と2カ月連続で上昇した。
先行き判断DIはサービス関連が同3.9ポイント減の42.6と4カ月連続で低下。ほかの小売関連、飲食関連も低下した。
景気判断理由の主な回答は次の通り。
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