【EXPO2025特集】鳥取県、砂で結ぶ国際交流 ヨルダン代表が砂丘視察


「サンド・アライアンス」で友好深める

 鳥取県は25日、大阪・関西万博で締結した「サンド・アライアンス」を契機に、ヨルダンのシファ政府代表代行を招き、鳥取砂丘の視察を実施した。砂漠大国と砂丘の県が手を結び、新たな国際交流の形を模索。観光振興への期待が高まる。

 シファ代表代行は、平井伸治知事や「とっとりふるさと大使」のサンド、アローラサンドの出迎えを受け、鳥取砂丘ビジターセンターで歓迎セレモニーに臨んだ。平井知事は「ヨルダンをホームタウンとし、友情を育んでいきたい」と述べ、両地域の結びつきを強調。シファ氏も「友好をさまざまな機会に活かしていきたい」と応じた。

歓迎セレモニーの様子

 視察では、鳥取砂丘の雄大な景観に感銘を受けたシファ氏。「馬の背から日本海を望む景色は素晴らしいサプライズだった」と感激の声を上げた。砂の美術館も訪れ、鳥取の砂文化を堪能。「今後、鳥取と素晴らしいフレンドシップを築きたい」と、さらなる交流への意欲を示した。

砂丘を視察する様子

全体写真

 「サンド・アライアンス」は、大阪・関西万博で鳥取県が提唱した砂に関連するパビリオン間の友好同盟だ。現在、鳥取県を含む3地域が加盟。7月1日からは「砂ンプラリー」を開始し、パビリオンや鳥取県への訪問を促進する予定だ。

ヨルダン館との締結(令和7年4月23日)

 鳥取県は万博会場に「鳥取県ゾーン」を出展。10トンの砂を敷き詰めた「鳥取無限砂丘」や、鳥取出身の漫画家の作品展示など、県の魅力を凝縩して紹介している。一方、ヨルダン館は22トンの砂漠の砂を使用した360度シアタールームを設置。両者の砂の展示がSNSで話題となり、「サンド・アライアンス」締結のきっかけとなった。

ヨルダン館

鳥取県ゾーン

 
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