
ホテルプラザオーサカ(大阪市)は昨年5月から、館内の本格和食レストラン「花伝」で、ムスリム(イスラム教徒)の人も安心して食事を楽しめる「ムスリムフレンドリーメニュー」を提供している。これに伴い12日、宗教法人日本ムスリム協会が定める「ムスリムフレンドリーマーク」の使用認定を正式に取得した。
ムスリムフレンドリーマークは、同協会が定めた基準に基づき、ムスリム旅行者に配慮した施設に与えられる認定制度。同ホテルでは、宿泊者のうちムスリムが約5%を占めており、宿泊客のみならず、他ホテルの宿泊者やツアー団体、接待などの幅広い利用にも対応している。ムスリム対応については以前から要望があり、独自のハラールフレンドリーポリシーを定め、料理を提供してきた。
提供メニューは、「ハラール認証牛すき焼き&天ぷらセット」「同しゃぶしゃぶ&天ぷらセット」(いずれも税込み5千円)。ビーガンやベジタリアンにも対応可能なアラカルト料理もそろえているほか、大阪・関西万博による訪日客増加を見据えた新たなメニュー開発にも取り組んでいる。