
寺本氏による特別授業
筑波大学附属小学校(東京都文京区)は18日、名桜大学国際学部国際観光産業学科特任教授の寺本潔氏による特別授業を行った。同校の小学4年生に、東京都の観光魅力や観光産業の重要性を学んでもらった。小学生を対象とした同氏による観光教育は長崎市で行っているが、東京都内では初めて。
東京都の観光資源を「祭り、イベント」「歴史、伝統」「生活文化」「食べもの」「自然」「建物、施設」の六つの項目ごとに挙げるとともに、「ファミリー」「ハネムーナー」「熟年夫婦」「女子大生」「外国人若者」の五つの客層ごとに「保養型」「目的型」「高価格型」「低価格型」のどの旅行タイプに当てはまるかを考えてもらった。その上で、それぞれの客層向けに、自身が薦める都内を巡る1泊2日の旅行プランを考えてもらった。
日本観光協会の「初めての観光副読本」、東京観光財団の「東京トラベルガイド」を教材に使用。東京に多くの観光資源があることや、インバウンドなど多くの観光客が訪れていることに加えて、「観光がこれからの日本や地域を元気にする大事な役割を担っている」ことを分かりやすく伝えた。旅行プランを考えることで、観光に興味を持ち、将来に向けて自身が観光振興に関わりたいという意識の醸成も図った。
寺本氏による特別授業