
国土交通省と北海道運輸局は5月23日、JR北海道に対し継続的・集中的に保安監査を実施する「強化型保安監査体制」を適用することを発表した。JR北海道で不適切な行為が続いていることを受けたもので、鉄道会社に体制を適用するのは今回が初めて。
JR北海道では2024年、線路閉鎖などの手続きをとらずに線路内に立ち入り作業を行い、さらにそれに関して虚偽報告を行っていたこと、安全確認を指示することなく脱線現場付近に貨物列車を通過させるなど、不祥事が続いていた。このため北海道運輸局では今年の2月から3月にかけて保安監査を実施し、3月31日に文書で改善を指示していた。
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