
村井宮城県知事(右)と、山本群馬県知事(左)。会長の平井鳥取県知事らはリモートで出席した
「『温泉文化』のユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会」(会長・平井伸治鳥取県知事)は20日、オンライン併用の会合を東京都千代田区の全国旅館会館で開いた。4月以降、宮崎、沖縄、東京の3都県が加盟し、47都道府県全てが参画する態勢が整ったことを報告。「温泉文化」の定義などに関する最終取りまとめを急ぎ、登録への最短スケジュールとなる2028年の登録実現に向けて、今年予定される国内候補への選出を目指す。
リモートで出席した会長の平井鳥取県知事は「温泉には世界中の人を引き付ける力がある。世界を見据えた日本の観光戦略、あるいはこの美しい国土の中で温泉というものに育まれながら生きていく喜び、こういうことを世界中に向けて発信する、その位置づけを確認することがわれわれの使命だ」と述べ、登録実現への「正念場」である今年の活動に注力する考えを示した。
幹事長を務める村井嘉浩宮城県知事も「(民間でつくる『温泉文化』ユネスコ無形文化遺産)全国推進協議会も100万筆の署名を目標に活動している。2028年の最短登録をより確実にできるすべを模索したい」と述べた。
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