
東武トップツアーズ協定旅館ホテル連盟(旅ホ連)と同運輸観光施設連盟(運観連)は8日、支部事業の活性化を目的とした「強者(ツアモン)事業プレゼン」を東武ホテルレバント東京(東京都墨田区)で開いた。3回目の開催となる今年度も各支部から地域性を生かした多彩な提案が披露され、厳正な審査の結果、東北支部が提案した事業が1位に選ばれた。
強者事業は、各支部で考案した事業企画のプレゼンテーションを行い、順位付けと助成を通じて実現を後押しする両連盟の共同事業。連盟本部と業務活性化委員会を中心に企画・実施している。
緊張感が漂うプレゼン前
審査員として、連盟本部から金谷譲児旅ホ連会長と小野寺仁運観連会長、会社から百木田康二社長、脇坂克也副社長らが出席した。審査基準や効果測定の手法については毎回見直しを行い、より充実した支部支援制度として磨きをかけている。
1位に選ばれた東北支部の事業「プロジェクト”T”2・0~新しい教育旅行のカタチ~」は、東北支部の昆野守裕業務活性化委員長(旅ホ連)と多田俊太同委員長(運観連)が熱のこもったプレゼンを披露。次世代放射光施設「Nano Terasu」(宮城県)や「ILCオープンラボ」(岩手県)、「あきた次世代エネルギーパーク」(秋田県)など、東北6県に整備される先端科学施設を舞台に、子どもたちに地域の未来を体感してもらう教育旅行を提案した。地域と学びを融合させた意義のあるモデルとして高く評価された。
両会長から目録を受け取る東北支部の業務活性化委員長(昆野氏=旅ホ連・左から2番目、多田氏=運観連・一番左)
各支部が提案した事業のタイトルは次の通り。
北海道支部=寒さは、ごちそう。2・0Bridging old and new―北の食文化―▽東北支部=プロジェクト”T”2・0~新しい教育旅行のカタチ~▽北関東支部=峠を攻めるアニメツアーでインバウンド集客▽関東支部=指先ひとつで憧れのホテルを”探訪” 360度ビューが生む、確かな宿泊意欲▽南関東支部=Make Izu Great Again カムバック伊豆大作戦!▽中部支部=スワデバスフェス▽関西支部=和歌山の魅力を伝える♪ 応援モニターツアー▽中四国支部=三海制覇のツアモン▽九州支部=2025 ウォームハートおもてなしセミナー ~eスポーツで観光の未来を創造! スキルアップと交流で最高の旅行企画を~▽沖縄支部=2025沖縄シンカ旅 最終章 現代世代から未来世代へつなぐ