
新CEOのブライアン・バティスタ氏
毎月1億6000万人以上のユーザーを抱える旅行プラットフォーム
スカイスキャナー Japan株式会社は5月14日、ブライアン・バティスタ氏が新CEOに就任すると発表した。6月1日付での就任。現CEOのジョン・マンジェラース氏の後任となる。
バティスタ氏は2024年1月に最高執行責任者(COO)としてスカイスキャナーに入社。それ以前はテスラ社で指導的地位に就き、Booking.com社ではRentalcars.comのCEOや旅行事業部門のSVPを務めた経歴を持つ。入社以来、全社的な長期戦略ビジョンの構築と実行で中心的な役割を果たしてきた。
スカイスキャナーは、フライト、ホテル、レンタカーなどの旅行オプションを簡単に検索・予約できるグローバル旅行アプリだ。毎月180カ国、37言語で1億6000万人以上のユーザーが利用。1200社以上の航空会社、ホテル、レンタカーパートナーと連携し、最適な旅行プランを提案している。
昨年は旅行商品全体で記録的な業績を達成。航空券、レンタカー、宿泊施設で2桁成長を遂げた。インドを含む高成長市場にも参入し、インドでは利用者数が倍増する見込みだという。
バティスタ新CEOは「スカイスキャナーに入社して以来、素晴らしいチームや旅行パートナーと緊密に協力する機会に恵まれた。世界一の旅行者の味方になるという使命を掲げる会社を率いることができるのは夢のようだ」とコメント。新しい市場への参入や、新商品・ツールの追加により、旅行計画を冒険の一部にしていく方針を示した。
スカイスキャナーは、毎日1000億件以上の価格検索を通じて旅行者をサポート。一部の地域では鉄道やパッケージ旅行のオプションも提供を開始。より幅広い選択肢を用意することで、ユーザーの利便性向上を図っている。
同社は「プライスアラート」「すべての場所から探す」「カレンダー/チャート表示」など、旅行計画を効率化する機能も充実。公正・透明な価格提示にもこだわり、隠れた料金やクッキーによる価格引き上げなどは行わないとしている。
新CEOのブライアン・バティスタ氏