
ハイレベル対話の様子
世界観光機関(UNツーリズム)は4月29日、大阪・関西万博の国連パビリオンで「グローバル観光投資フォーラム」を開いた。持続可能な観光へのインパクト投資の促進と、投資効果の最大化のための資金調達の仕組みや戦略の共有、推進が目的。観光事業に携わるグローバルリーダーや投資家らが事例や知見を交わした。
フォーラムには、国連事務次長補/大阪・関西万博国連パビリオン代表観光庁の渡邉敬参事官、UNツーリズムのアントニオ・ロペス・デ・アビラ イノベーション教育・投資担当ディレクターも出席。「グローバルツーリズムの変革における投資の役割」をテーマに講演したアントニオ氏は2018~2024年の観光分野での世界の海外直接投資が1990億USドル行われ、44万5千人の雇用を創出したことなどを概説。観光分野での持続可能な投資についての指針などを示した上で、「観光地だけでなく、観光の未来を形作るアイデアや文化、コミュニティにも投資を続けよう」と訴えた。
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