【EXPO2025特集】大阪・関西万博で1万2269人が大合奏 ギネス世界記録™を達成


音楽の力で未来へのメッセージを発信

 ブラスエキスポ2025実行委員会は5月11日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場で「ブラスエキスポ2025」を開催した。同イベントでは、333団体1万2269人による大規模な合奏が行われ、「最大のマーチングバンド」としてギネス世界記録™を達成。音楽を通じて人々をつなぎ、未来へのメッセージを発信する場となった。

 開場前の午前8時35分、大屋根リングの上下を舞台に、カウントダウンとともにギネス世界記録™への挑戦が始まった。参加者たちは、マーチングの名曲『星条旗よ永遠なれ』を4回繰り返し演奏。その後、能登半島地震の被災地への思いを込めて『ふるさと』を立奏した。演奏後、参加者たちは笑顔で午後の認定式を心待ちにした。

 ギネス世界記録™チャレンジ後、会場内5か所でスポットコンサートが開催された。約20団体ずつによる演奏に、通りかかった来場者も足を止め、リズムに乗って楽しんだ。さらに、アイルランド、アゼルバイジャン、アメリカ、オーストラリア、タイ、トルコ、フランス、ブルガリア、ポルトガルの9か国のパビリオンでは、各国の国歌やゆかりの楽曲が演奏され、音楽を通じた国際交流の場となった。

 午後12時からの認定式では、箕面自由学園高校チアリーダー部「ゴールデンベアーズ」による元気なパフォーマンスで開幕。主催者のアド・ダイセン社から、能登半島地震被災地とアメリカ・ロサンゼルス近郊パサデナの山火事被害への復興支援金として、それぞれ100万円が贈呈された。ギネス世界記録™公式認定員による結果発表では、「12269人によりギネス世界記録達成です!」との声に、会場は歓声と拍手に包まれた。

 このイベントには、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県の各教育委員会をはじめ、多数の企業や団体が後援・協賛。参加団体には、小学校から大学まで幅広い年齢層の学生や、社会人バンド、チアリーダーチームなど、多様な音楽愛好家が名を連ねた。特別招待として、此花区万博広報大使の「万博おばあちゃん」山田外美代氏も参加。さらに、大阪府知事の吉村洋文氏も特別参加し、イベントに華を添えた。

 「ブラスエキスポ2025」は、ギネス世界記録™達成にとどまらず、万博会場全体の盛り上げに大きく貢献。参加したブラスバンドへの新たな出演依頼も寄せられているという。今回のイベントを契機に、音楽を通じた交流と感動の輪が今後も広がっていくことが期待される。イベントの詳細や写真販売については、主催者のブラスエキスポ2025実行委員会公式サイト(https://www.brassexpo2025.com/)で確認できる。

 
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