
VIPレセプションで両国大使が会談
サウジアラビア王国は5月23日、2025年大阪・関西万博のサウジアラビア王国館で、米国との戦略的関係を再確認する重要な会談を行った。駐日サウジアラビア王国大使のガーズィー・ファイサル・エス・ビンザグル閣下が、ジョージ・グラス駐日米国大使をVIPレセプションに招待。両国の長期的な協力関係を強化する機会となった。
ビンザグル大使とグラス大使は、サウジアラビア王国館を共に視察。パビリオンを通じて、サウジアラビアの文化的遺産や国家としての変革、持続可能性と技術革新における世界的影響力を体験した。両大使は「新しい発見の壮大な旅」を共有し、2025年大阪万博とその先を見据えた両国の共通目標について意見を交換した。
会談後、マジュリス・ルームにて記念品の交換も行われた。ビンザグル大使は「日本に駐在する2人の大使の初会談は実りある協力的なものだった」と評価。サウジアラビア王国館が単なる文化発信の場にとどまらず、世界のリーダーたちが集い、相互理解を深めながら地球規模の課題に取り組む場としての役割を強調した。
この会談は、ドナルド・トランプ米大統領がサウジ・米国投資フォーラムのためにリヤドを訪問した歴史的な国賓訪問の直後に実現。両国の協力関係が新たな段階に入ったことを示す象徴的な出来事となった。
サウジアラビア王国館では、700以上のイベントが予定されている。ビジネスや投資フォーラムに加え、ダンスやファッションのパフォーマンス、6つの没入型ルームやギャラリーを通じてサウジアラビアの多面的な魅力を発信する。「進化する都市」「持続可能な海」「無限の人間の可能性」「イノベーションの頂点」など、サウジアラビアの未来志向の取り組みを体感できる展示が用意されている。