
2024年の日本国内での旅行消費額は、日本人の国内旅行、海外旅行(国内消費分)と、外国人の訪日旅行の合計で34.3兆円となった。観光庁の「旅行・観光消費動向調査」と「インバウンド消費動向調査」による確定値。インバウンド消費の拡大、宿泊料金をはじめ国内の物価高騰などを背景に、統計上、比較可能な2010年以降で最高額を記録した。
24年の日本国内での旅行消費額の内訳(カッコ内は全体に占める割合)は、日本人の国内宿泊旅行20.3兆円(59.2%)▽日本人の国内日帰り旅行4.8兆円(14.0%)▽日本人の海外旅行〈国内消費分〉1.0兆円(3.0%)▽訪日外国人旅行8.1兆円(23.7%)。
24年の訪日外国人旅行消費額は8.1兆円で、23年の5.3兆円を上回って過去最高となった。一方、24年の日本人国内旅行消費額(宿泊・日帰り合計)も25.2兆円に達して過去最高の実績だった。
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