
帝国データバンクが3月、全国の企業に行った仕入れ単価の動向調査で、同単価が前年同月から上昇した企業割合は75.5%と、前月比1.2ポイント上昇した。業種別では旅館・ホテルが91.0%と、飲食店(94.6%)に次ぐワースト2位となっている。
上昇と回答した企業割合は、全業種計で2021年12月(71.8%)から40カ月連続で7割を超えている。ただ、「非常に上昇」の割合がピーク時から低下傾向、「やや上昇」の割合が上昇傾向にある。
「依然として多くの企業が仕入れ単価の上昇を感じているものの、その勢いが以前に比べて鈍化傾向にある可能性を示唆している。あるいは、企業が継続的なコスト増に慣れ、以前ほど強い上昇として認識しなくなってきているという、仕入れ単価に対する感度の変化も考えられる」(同社)。
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