
日本人の72%が早期計画、海外は56%が直前予約
スカイスキャナー・ジャパンは25年5月16日、ランニング・マラソンを目的とした「旅ラン」に関する調査結果を発表した。日本と海外で旅行計画のスタイルに顕著な違いが見られた。
調査によると、日本人ランナーの72.4%が3〜4か月以上前から旅ランの準備を始めるのに対し、アメリカ・中国・韓国のランナーの56.2%が3〜4か月前より直前に予約・手配する傾向があることが判明。日本人の慎重な計画性と海外の柔軟な直前予約スタイルの対比が鮮明となった。
旅ランの懸念点では、日本人ランナーは「ホテル代」(41%)と「イベント情報不足」(41%)を最も気にしているのに対し、海外では「航空券の高さ」(41.2%)がトップとなった。ただし、節約意識の高まりは共通している。
予算面では、日本人の旅ラン1回あたりの予算について、「5万円以下」が48%を占める一方、「10万円超」も14%存在。コスト重視派とプレミアム志向派の二極化が進行していることが明らかになった。
旅ランの楽しみ方については、約86%のランナーが1日以上滞在を延長して観光を楽しみたいと回答。体験したいアクティビティでは、「その地域の料理を試す」(57%)、「更に観光を行う」(50%)、「リラクゼーション施設で癒される」(43%)が上位を占めた。これらの結果から、走るだけでなく旅行先でさらに楽しもうとするスタイルが定着していることがうかがえる。
スカイスキャナー・ジャパンのトラベルエキスパート、宮クリスティーン氏は「”旅ラン”は、ただ目的地を走るだけではありません。その土地の文化、グルメ、人とのふれあいを、走ることをきっかけにより深く体験できる素晼らしい旅のスタイルです」とコメント。多様なニーズに応える旅行プラットフォームとして、幅広い選択肢と柔軟性を提供していると述べている。
スカイスカナーは、この調査結果を踏まえ、旅ランを計画する際に役立つ機能を紹介。「プライスアラート」機能では希望する旅行日程や目的地の価格を追跡し、リアルタイムで価格の変動を通知。「すべての場所から探す」機能では、航空券の価格を確認しながら全世界の中から目的地を選べる。さらに「カレンダー/チャート表示」機能では、1か月の全ての価格を一覧で見ることができ、お得な出発日を簡単に検索可能だという。
スカイスキャナーは、世界をけん引するグローバル旅行アプリとして、毎月52か国37言語で数百万人の旅行者と1,200以上の信頼できる旅行パートナーをつないでいる。最新のテクノロジーを活用し、旅行における煩雑な要素を簡素化、誠実で透明性のあるソリューションを提供している。
今回の調査は、ランニングに興味のある海外旅行者計745人(アメリカ在住:262人・中国在住:242人・韓国在住:241人)と18歳以上の日本人計1,000人を対象に、25年4月2日〜8日にインターネットで実施された。調査機関はOne poll/GMOリサーチ&AI。