
パネルディスカッションの様子
女性経営者らによるディスカッションも
世界観光機関(UNツーリズム)は4月28日、大阪・関西万博のウーマンズパビリオンで観光分野での女性活躍をテーマにしたフォーラムを開いた。コンペティションで選ばれた女性起業家によるプレゼンテーションなどを行ったほか、国内外の女性経営者らによるパネルディスカッションを実施。観光分野で女性起業家が活躍するための課題や可能性を探った。
フォーラムには、マーヘル・ナセル国連事務次長補/大阪・関西万博国連パビリオン代表のほか、中野岳史観光庁国際観光部長、金子正志UNツーリズムアジア太平洋地域事務所長も参加。
UNツーリズムのアントニオ・ロペス・デ・アビライノベーション教育・投資担当ディレクターが、「観光の未来を形作る、イノベーションに力を」をテーマに講演を行い、ツーリズムテック分野での起業の状況や、世界中で40億ドルがツーリズムテックに投資されていること、女性起業家によるスタートアップの2%しかべンチャーキャピタルからの出資を受けられていない一方で、男性起業家によるスタートアップよりも投資利益率が35%多いことなどを説明。また、UNツーリズムが展開する中東での女性向けトラベルテック・コンペなど支援事業などを紹介した。
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