
川本氏
観光経済新聞社は1日、観光業界の識者を招いてのオンラインセミナー「観光経済新聞チャンネル」の第35回配信を行った。城南信用金庫相談役の川本恭治氏を招き、「『信用金庫を知っていますか!?』城南信用金庫の挑戦!~いつも誰かの“応援団”~」をテーマに講演した。
川本氏は、「信用金庫による地方創生!日本を明るく元気に!」を合言葉に、全国の信用金庫や自治体、大学、官公庁などとのネットワークを通じた信用金庫の取り組みを紹介。中でも象徴的な取り組みなのが、各自治体や食品、ものづくり企業が出展し、観光客の誘致や商品の販路拡大を目指す展示商談会「“よい仕事おこし”フェア」だ。毎年約500ブースが出展し、13回目を迎える今年は、人材確保を見据え、企業と学生の出会いの場としての活用も予定している。(11月26、27日開催)。
連携協定を結ぶ約60の自治体とともに、地域特産品を活用した商品開発にも力を入れる。全国260地域の米をブレンドした日本酒「絆舞」や、各地の名産品を原料にした45種類のクラフトビールを展開。カレーやカニを使ったユニークなビールもあり、地域の魅力を発信する取り組みとして一役買っている。
川本氏は「信用金庫は全国に254あり、どの県にも一つは存在する。困り事や心配事があれば身近な信用金庫に相談してほしい」と呼び掛け、地域に根ざした金融機関としての存在意義を示した。
川本氏