国交省、令和7年GWの一般道路混雑状況を公表

78カ所で顕著な所要時間増加、富士五湖や鎌倉で渋滞深刻化

　国土交通省は16日、令和7年ゴールデンウィーク（GW）期間中の一般道路の交通状況分析結果を発表した。ETC2.0プローブデータを用いた分析によると、全国78カ所で平常時と比べ所要時間が大幅に増加。特に富士五湖周辺や鎌倉・江ノ島周辺などの49カ所は、前年に続き2年連続で「特に混雑が見られたエリア」として抽出された。

　分析対象は一般国道、主要地方道、一般都道府県道、指定市の市道の一部。高規格幹線道路および高速会社管理道路は除外されている。5km四方のメッシュデータと交通調査基本区間データを用い、平日（4月23・24日）と比較して所要時間が1.5倍以上に増加した区間を「特に混雑が見られたエリア」と定義した。

　具体的な混雑エリアとしては、北海道の北広島市や古平町、東北では青森県上北郡七戸町、関東では栃木県日光市や群馬県草津町、中部では長野県軽井沢町や静岡県熱海市周辺、関西では滋賀県大津市周辺、中国・四国では岡山県真庭市、九州では熊本県阿蘇市などが挙げられる。これらの地域では、観光地や行楽地へのアクセス道路で特に顕著な渋滞が発生したとみられる。

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