
21階建てのパティーナ大阪の外観
シンガポール系のカペラホテルグループは4月24日、大阪市中央区に5月1日オープンした高級ホテル「パティーナ大阪」を報道陣に公開した。総客室数221室。平均的な50平方メートルの客室(デラックスルーム)料金は1泊約8万6千円から。
同グループにとっては日本初進出となる。大阪城と難波宮跡公園近くに立地し、地下3階・地上21階建て、延べ床面積約3万8940平方メートルの規模。
大阪城の石垣をホテル外壁や客室内アートのモチーフとして取り込むなど、「土地とのつながりを感じられる要素を随所に散りばめている」のが特徴。客室は全て50平方メートル以上で大阪でも最大級の広さを誇り、全客室に畳とヨガマットを配備している。
最高級スイートルームである「パティーナスイート」(1室)は233平方メートルの広さで、1泊120万円を超える。リビングルームやベッドルームのほか、キッチンやダイニングエリア、大阪城を望むバルコニー、そしてスチームサウナを備えたバスルームもある。また、リビングエリアにはターンテーブルや本格的な音響スピーカーが備えられており、贅(ぜい)を尽くした空間となっている。
ホテル内にはこのほか、大阪城を正面から見ることができるチャペル、最先端の美容健康器具、20メートルの室内プール、鉄板焼きやスペインのバスク料理が味わえる飲食施設などがある。
今年夏には京都市内に約90室の「カペラ京都」をオープンするほか、東京や北海道・ニセコへの進出も視野に入れている。
21階建てのパティーナ大阪の外観
贅を尽くしたパティーナスイート