
観光庁は、持続可能な観光を促進するため、地域などを対象に2025年度の補助事業の募集を開始した。地域が観光地として次世代に受け継がれていくためには、環境、文化、社会、経済面の持続可能性が欠かせない。観光地・観光産業が、収益性の向上を通じて必要な投資、人材育成を進め、持続可能なあり方で発展できるよう後押しする。
◆計画策定支援
観光庁は4月24日、「持続可能な観光計画の策定支援事業」の公募を開始した。地域の持続可能な観光計画の策定を支援することで、日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS―D)の実践を通じた持続可能な観光の推進を目指す。応募締め切りは6月2日。
対象者は自治体やDMOなど。補助対象となる事業は、(1)観光計画策定のための関係者との調整や有識者招へい、コンサルティング(2)現状把握のための調査分析や地域におけるワークショップの実施(3)地域住民や関係者向けの説明会、JSTS―D勉強会の実施―など。
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