
国内外トップシェフによる食イベントを開催
農林水産省は5月7日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で、日本産農林水産物・食品の魅力を世界に発信する食イベントを開催すると発表した。官民合同の実行委員会が主催し、万博会場内と京都市内で6月15日、16日の2日間にわたり実施する。
国内外のトップシェフが集結し、日本食の魅力を伝える。初日の15日には、万博会場内でシンポジウムを開催。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、食の観点から議論を展開する。海外から招聘した3名のシェフと京都の和食料理人が登壇し、サステイナブルフードや地理的表示保護制度(GI)産品について語り合う。
翌16日には、京都市の仁和寺で2部制のレセプションを実施。世界のトップシェフと京都の和食料理人が、日本産食材を用いた創作料理を披露する。大阪・関西万博の海外パビリオン関係者やメディアを招き、日本食文化の魅力を発信する狙いだ。
このイベントは、「食のサステイナビリティの追求と最高峰の食の提案」実行委員会が主催。キッコーマン、全日本・食学会、日本製鉄、京都府、日本貿易振興機構(ジェトロ)、日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)、農林水産省で構成される。
農水省は万博期間中、「食と暮らしの未来ウィーク」として6月7日から15日まで出展も行う。「RELAY THE FOOD~未来につなぐ食と風土~」と題し、農林水産業と食文化の発展が世界をつなぐ可能性を提示する。