
研究所設置を発表する(左から)河島洋特任教授・サントリー生命科学財団事務局長、山田陽介教授、西條芳文教授
サントリーグローバルイノベーションセンター(SIC)と東北大は、「『水と健康』共創研究所」を設置、4月から共同研究を開始したと発表した。人の生命維持や体温調整、身体活動に必要な水の働きと、社会環境やライフスタイルが体内の水に及ぼす影響など、水と健康の関係の解明を目指す。
同研究所は東北大星陵キャンパスに、2028年3月末まで設ける。食事摂取基準における水摂取の目安量作成のための基礎データを収集し、水の摂取状況と体内における代謝の関係、水の習慣的摂取による健康への影響を解明していく。
東北大医工学研究科が取り組む医学と工学を融合した学際領域と、SICが取り組む生体の水代謝に関する最先端の知見、自然界から生体内に至る水に関する総合的な研究実績を活用し、学術的な進展と共に、健康増進と豊かな生活につながる研究に取り組むとしている。
研究所設置を発表する(左から)河島洋特任教授・サントリー生命科学財団事務局長、山田陽介教授、西條芳文教授