
現地の魅力を多角的に伝える二つの企画
ハワイ州観光局は2日、ハワイの文化や地域の魅力を多角的に発信する新たな動画シリーズ「Holoholo Hawai’i(ホロホロ・ハワイ)」と「Travel808(トラベル エイトオーエイト)」の配信を開始したと発表した。両シリーズは日本の旅行者に”リアルなハワイ”を届けることを目的としたコラボレーション動画だ。
「Holoholo Hawai’i」は「暮らし」と「つながり」をテーマに、ネイティブ・ハワイアンの視点からハワイの本質に迫る全4話構成のドキュメンタリー。ナビゲーターを務めるのは、日本で20年以上にわたりフラとハワイ文化を伝えてきたクムフラのカラニ氏だ。親交の深いゲスト3人(西内ひろ氏、呉山剣二氏、菊川マハ氏)を迎え、オアフ島の自然や文化、ローカルな暮らしを体感しながら、ハワイの奥深さを伝えていく。各エピソードは毎週火曜日に順次公開される予定。
もう一方の「Travel808」はハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)が制作したシリーズで、ハワイ出身の文化プロデューサー、イヴァラニ・クアリイ・カホオハノハノ氏がナビゲーターを務める。タイトルの「808」はハワイの市外局番に由来し、視聴者をハワイの暮らしや文化につなぐ”ダイヤル”の役割を担っている。各エピソードでは地元の人々に親しまれる食や自然、伝統文化、土地への思いやり(マラマ)などを臨場感あふれる映像で伝える。毎週木曜日に日本語字幕付きで順次公開されるという。
これらの動画シリーズはハワイ州観光局の公式YouTubeチャンネルで視聴可能だ。同チャンネルではすでに「Youは何しにハワイに?」(旅行者インタビュー)や「SWEET HAWAII」(スイートルーム紹介)、「ハワイプールさんぽ」(アヒルくん目線の癒し映像)、「From Island」(自然音と風景によるハワイの日常)などのシリーズを展開している。さらにBS12「ハワイに恋して」やBS日テレ「てくてくハワイ旅」などのテレビ番組と連携した特別コラボレーション動画も公開中だ。
ハワイ州観光局は今後も映像コンテンツを活用した情報発信を通じて、地域と連携しながらハワイに根ざした文化や人々の魅力を掘り下げ、観光体験の価値をより深めていくとしている。また、「マラマハワイ=ハワイを思いやる」をスローガンに、持続可能な観光を目指したレスポンシブルツーリズムおよびリジェネラティブツーリズム(再生型観光)の啓発にも力を入れていくという。