
EIXM+ミナブル自動水栓のイメージ
老舗業務用電気給湯メーカーの日本イトミック(東京都墨田区)は現在、ファインバブル専業メーカーのサイエンス(大阪市)と共同開発したミラブル自動水栓一体型“超小型省エネ”電気瞬間湯沸器EIXMの活用を提唱している。
主な特徴は、自動水栓の吐出口に節水型のウルトラファインバブル生成機構を搭載し、水栓に手をかざすと同時に、手洗いに適したぬるま湯(20度~38度の1度刻みで設定可能)でファインバブル吐水を開始すること。
また、この生成機構は、高速うず流を発生させる特殊な水流発生機構でサイエンスの特許技術「トルネードミスト方式」を採用したこともポイント。
これにより、直径が1マイクロメートルより小さな泡を含むミスト水流が汚れの間に入り込み、優しい研磨剤の役割で、汚れをはがし落とす。
さらに、ウルトラファインバブルは、この高い洗浄力に加えて、超微細気泡を含む水分が肌に浸透し、しっとりと手が潤うという。
また、従来型の貯湯式電気温水器とは一線を画し、お湯にするのに必要な電力以外使わない「瞬間式」のため、同社の手洗い用貯湯式電気温水器と比較すると年間でのランニングコストを76%も削減する。同時に、湯切れの懸念を払拭。「昨今の電気代など物価高に頭を悩ます施設の課題解決に役立ててほしい」と同社。
併せて、給水側に二つ、給湯側に一つのセンサーを設けて、安定した給湯温度を実現する日本イトミック独自の「FFB制御」を内蔵した。
ほかにも、排水の施行が不要で、コンセントと給水をつなぐだけの簡単な施工で設置可能。
それに加えて、女性の手のひらに乗るほどの極小サイズを実現するなど、設置場所は多岐にわたる。「宿泊市場においても、共用部の手洗い場やトイレ・化粧室などに設置し、より衛生意識を高めてもらえれば」と話す。
EIXM+ミナブル自動水栓のイメージ