
JTBグローバルマーケティング&トラベル(GMT)は、持続可能な観光のための国際基準を策定・管理するグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)が認定した国際認証機関の一つであるビューローベリタス社(本社・フランス)の審査を経て、GSTCツアーオペレーター認証を取得した。
GMTのサステナビリティ方針や、事業パートナーと取り組んできた環境、地域、文化に配慮したツアー造成などが評価された。訪日外国人向けパッケージツアー「サンライズツアー」でのカーボンオフセットツアーの設定、旅行者に向けたレスポンシブルトラベラー(環境や地域社会に配慮しながら旅行する責任ある旅行者)に関する説明動画の公開なども評価につながった。
GMTは2018年から持続可能な観光の推進に向けた取り組みを開始。22年に観光事業者の持続可能性に関する国際認証「Travelife(トラベライフ) Certified」を取得し、24年に更新した。現在、日本国内でGSTCと「Travelife Certified」の両方の認証を取得しているのはGMTだけ。
GMTの石田恒夫代表取締役社長執行役員は「この認証は決してゴールではなく、新たなスタートラインに立ったものと認識している。訪日インバウンドのリーディングカンパニーとして、私たちは、関係するビジネスパートナーの皆さまと緊密に協力し合いながら、環境、社会、お客さま、ビジネスパートナー、そして社員を含めた『五方良し』の理念を追求していく」とのコメントを発表した。
なお、国内ツアーにおけるGSTCツアーオペレーター認証については、JTBも24年11月に認証を取得している。