
ポーランドパビリオン
ポーランドは5月5日、2025年大阪・関西万博のポーランドパビリオンで「シロンスク・ウィーク」を開幕した。同国の魅力ある地域を紹介する1週間のイベントだ。オープニングセレモニーには政府代表や地方自治体の首長らが出席。伝統と革新が融合したシロンスク地方の多彩な魅力を、日本を含む世界中の来場者に向けて発信する。
民族舞踊から科学フェスまで、多彩なプログラム
華やかな幕開けとなったオープニングセレモニー。ポーランド政府代表代理のマルタ・ジェリンスカ氏が挨拶に立ち、シロンスク地方からは副知事のレシェク・ピェトラシェク氏、カトヴィツェ市長のマルチン・クルパ氏らが登壇した。
会場では、シロンスク地方を紹介するプロモーション映像が初披露された。さらに、ポーランドが誇る作曲家フリデリク・ショパンがナビゲーターを務めるアニメーション映像も上映。ポーランド国立民族合唱舞踊団「シロンスク」による美しい合唱パフォーマンスが、セレモニーの締めくくりを飾った。
この1週間、ポーランドパビリオンはシロンスク地方の創造性とエネルギーに満ちあふれる。来場者を待ち受けるのは、伝統と現代が融合した多彩なプログラムだ。
まず注目は、伝統玩具を使ったペインティングワークショップ。色鮮やかな玩具に触れながら、シロンスク地方の文化に親しむことができる。また、ポーランドを代表するアニメーション映画スタジオの人気キャラクターとの交流イベントも予定されている。アニメファンにとっては見逃せない機会となりそうだ。
ダンス好きの来場者には、ポーランド国立民族合唱舞踊団「シロンスク」によるポロネーズのダンスレッスンがおすすめ。ポーランドの伝統舞踊を体験できる貴重な機会となる。
科学技術の分野にも注目だ。シロンスク大学主催の「シロンスク科学フェスティバル」や「グリーンサイエンスゾーン」が開催される。最先端の研究成果や環境技術に触れられる場として期待が高まる。
語学に興味がある人には、シロンスク大学付属ポーランド語・ポーランド文化学校が主催するポーランド語講座がある。短時間でポーランド語の基礎を学べる刺激的な内容となっている。
子どもたちに人気を集めそうなのが、アテネウム人形劇団による公演だ。シロンスク地方に伝わるモンスターの物語や、人形劇の魅惑的な世界が繰り広げられる。
各日のイベントスケジュールは、ポーランドパビリオンの公式SNSアカウント @polandatexpo で確認できる。