
日本旅行は、社会医療法人玄州会光武内科循環器科病院(長崎県壱岐市)と企画したクラウドファンディング「真哉さんを甲子園に連れて行こうプロジェクト」で目標金額を達成。集まった資金は難病と戦う壱岐市在住の植村真哉さんが、初の甲子園出場を果たした地元の壱岐高校野球部を応援するためのツアー催行に使われた。
同社は地域の課題解決に貢献する公務・地域ソリューションビジネスを展開している。その一環で、2023年2月に壱岐市とエンゲージメントパートナー協定を締結。さまざまな事業を通して同市との親交を深めている。
同プロジェクトは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断され、病気と戦う植村さんの、地元野球部を応援したいという思いを後押ししようと企画。現在44歳の植村さんは小学校で野球を始め、地元の壱岐商業高校や、船乗りとして社会人になってからも野球に打ち込んでいたが、35歳の時にALSと診断。自分の意思で体を動かせなくなっている。
プロジェクトは、日本旅行が運営するクラウドファンディングサイト「つなぐむ」を通して2月14日~3月17日の31日間実施。目標の400万円を超す518万9千円が979の個人・団体から集まった。
甲子園へのツアーは3月19~22日に催行し、日本旅行と病院関係者を含めて13人が参加。植村さんは参加者のサポートを受けながら地元野球部を現地で応援した。