
内閣府はこのほど、景気ウォッチャー調査の今年3月分を公表した。同月の景気の現状判断DI(季節調整値)は前月比0.5ポイント減の45.1。サービス関連、飲食関連が上昇。小売関連が低下した。観光関係者から「インバウンドが加速」「旅行需要が増加」「物価上昇で収益確保が厳しい」などの声が上がった。
調査は宿泊、飲食など、地域の景気の動きを観察できる業種の人々に、3カ月前と比べた景気の現状、2~3カ月先の景気の先行きについて、「良い」「どちらともいえない」「やや悪い」など5段階で判断してもらい、結果を数値化したもの。
現状DIは3カ月連続で低下。ただ、サービス関連は前月比0.3ポイント増の47.0、飲食関連は同0.4ポイント増の41.6とそれぞれ上昇した。小売関連は同0.3ポイント減の43.4と低下した。
先行きDIは同1.4ポイント減の45.2。サービス関連、飲食関連、小売関連の全てが低下した。
景気判断理由で観光関係の主な回答は次の通り。
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