
農林水産省は10日、第6回「農泊推進のあり方検討会」を同省内で開いた=写真。2025年度までに農泊地域の延べ宿泊者数を700万人泊とする目標達成に向けた取り組みを専門家、有識者からなる委員(委員長=大江靖雄・東京農業大学国際食料情報学部教授)が検討。同省は検討内容を踏まえて今年5月をめどに農泊推進の新たな実行計画を取りまとめる。
政府の新たな観光立国推進基本計画案に「農泊地域での年間延べ宿泊者数を令和7年(2025年)までに700万人泊とすることにより、農山漁村の活性化と所得向上を目指す」と記されている。
農水省も同計画案に沿い、農泊700万人泊の目標を掲げた。農泊地域における年間延べ宿泊者数はコロナ禍前の2019年度に約589万人泊。コロナ禍以降は20年度に390万人泊、21年度に448万人泊と落ち込んだが、新たな実行計画によりコロナ禍前への回復、積み上げを図る。
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