
ボランティアスタッフから、売られているグッズの説明を受けつつ買い物を楽しむ木村さん
大阪・関西万博でのユニバーサルツーリズムの実現を目指すプロジェクト「LET’S EXPO」が17日、万博会場内でのボランティアサポートサービスを開始した。事前に申し込んだ車椅子の利用者や視覚障がい者らの、会場内での移動やパビリオンでの見学などをサポートした。
同プロジェクトは、関西イノベーションセンター(MUIC Kansai、早乙女実理事長)が東京トラベルパートナーズ(栗原茂行社長)、住友電気工業(井上治社長)と連携して実施するもの。会場内でのボランティアサポートやオンラインでのバーチャル万博体験などのサービスを通して、万博に簡単には行けない人にも万博を楽しんでもらおうと取り組んでいる。
このうち会場内で提供するのは、(1)身体的、体力的に車いすが必要な人で、車いすの押し手がいなかったり、押し手が高齢であったりする人の車いすサポート(2)視覚障がい者の移動と会場内見学の簡単な説明などの支援(3)1・2の利用者への付き添い、見守りサービス―の3点。研修を受けた有償ボランティアが2人1組で支援し、利用者はスタッフの活動費として、2人4千円を利用料として現地で支払う。
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