観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値で、2023年10月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は5378万人泊となり、22年同月比で22.0%増、コロナ前の19年同月比で7.4%増となった。地域別では、19年同月比が23都道府県でプラス、22年同月比では41都道府県がプラスとなった。
延べ宿泊者数の19年同月比の伸び率が高いのは、東京都の31.4%増、栃木県と長崎県の20.1%増(同率)、大阪府の18.4%増など。一方でマイナスの県のうち、秋田、山形、福島、福井、和歌山、鳥取、岡山、徳島、香川、大分、宮崎の11県は2桁の減少率だった。
全体のうち日本人延べ宿泊者数は4152万人泊で、22年同月比1.1%減、19年同月比4.3%増だった。コロナ前の水準を上回ったが、国の観光支援策「全国旅行支援」が始まった22年同月の水準を下回った。地域別では、19年同月比で25都道府県がプラス、22年同月比は23県がプラスだった。
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