
観光庁の旅行・観光消費動向調査の速報値で、2023年4~6月期の日本人の国内旅行消費額は2022年同期比27.7%増、2019年同期比6.6%減の5兆5963億円となった。同期間中の日本人国内延べ旅行者数は22年比15.0%増、19年比18.6%減の1億3364万人。消費額・旅行者数ともに19年比を下回った。一方1人1回あたりの旅行支出は22年比11.0%増、19年比14.6%増の4万1875円で19年を上回る結果となっている。
国内旅行消費額の内訳は、宿泊旅行が22年比29.7%増、19年比2.9%減の4兆4197億円、日帰り旅行が22年比21.0%増、19年比18.4%減の1兆1766億円。消費額の19年比の増減を月別に見ると、4月は9.1%減、5月は8.4%減、6月は1.6%減で、このうち宿泊旅行は4月が6.2%減、5月も3.0%減となったが6月は0.3%増に。日帰り旅行は4月が17.7%減、5月が25.0%減、6月も8.5%減と19年を下回っており、日帰り旅行の減少が目立った。
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