国土交通省は5月30日、2023年3月の航空輸送統計速報を発表した。国内線定期航空輸送の旅客数は、前年同月比66.9%増、19年同月比0.5%減の931万4558人となり、ほぼ19年並みまで回復した。座席利用率は78.6%。
このうち新千歳・羽田・成田・大阪・関西・福岡・那覇の各空港を相互に結ぶ路線を指す「幹線」については前年同月比60.6%増の402万8454人で、利用率は83.9%。その他の「ローカル線」は72.1%増の528万6104人で利用率は74.1%だった。
国内線のうち最も乗客が多かったのは羽田/福岡線で59.4%増の75万3972人。伸び率が最も大きかったのは引き続き成田/大阪線で1393.8%増の1万6671人となった。
一方、国際航空輸送の旅客数は前年同月比358.1%増、19年同月比39.0%減の125万4779人だった。座席利用率は81.0%。
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