
全国修学旅行研究協会は7月25日、「第40回全国修学旅行研究大会」を東京都千代田区の学士会館で開催した。コロナ禍2年目を迎えた2021年度の修学旅行の動きについて同協会が発表。修学旅行の実施率は高等学校で21年度の31.3%から76.1%まで、中学校で56.0%から85.4%まで戻り、「飛躍的に回復した」と報告した。
教育関係者や行政、自治体、旅行・観光関係者など約130人が参加。オンラインでも約60人が視聴した。
冒頭の主催者あいさつで岩瀨正司理事長は、現在の状況について「新型コロナウイルス感染症は完全終息にはまだ至っていないが、ほぼ日常の生活に戻り、学校でも通常の教育活動が回復してきた」と述べた。また、「修学旅行は平和の象徴だ。はるかヨーロッパのウクライナの地にいまだにまだ戦火が燃えている。皆さま方とこの平和を大事にしながら日本の子どもたちのために素晴らしい修学旅行を私たちは作っていきたい」と強調した。
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