2024年は日本・トルコ外交関係樹立100周年 ターキッシュ・エアラインズ 会長 アフメット・ボラット氏に聞く


ターキッシュ・エアラインズ 会長 アフメット・ボラット氏

 ターキッシュ・エアラインズのアフメット・ボラット会長(取締役会長兼執行役員)が来日し、7月18日、帝国ホテル東京で開いた共同記者会見で日本戦略などについて語った。

 ――日本便の増便計画は。

 「東京(成田)―イスタンブール線を8月7日より現在の週3便から週4便に増便。12月15日からはデイリー運航(週7便)にする。また、大阪(関空)―イスタンブール線の運航を12月12日から約6年ぶりに再開する。東京路線は、羽田と成田を合わせて週14便体制となり、座席供給数は36%増の4543席となる」

 「間もなく増便する日本発イスタンブール行きの機体には、最新のボーイング787―9型機(ドリームライナー)を採用。ビジネス、エコノミークラスともに新たなコンセプトシートを導入する。ビジネスクラスでは1―2―1の座席配列を使用。全席からの通路アクセスを可能にした」

 ――トルコを訪れている日本人旅行客の数は。

 「コロナ前は年間約20万人が訪れていたが、パンデミックで3~4万人にまで落ち込んでいる。ターキッシュ・エアラインズのフライトネットワークは129カ国・344都市に達している。日本便の増便で、中東、アフリカ、欧州への乗り継ぎ需要も獲得していきたい」

 ――増便で訪日外国人旅行客の増加にも期待がかかる。

 「2024年は日本・トルコ外交関係樹立100周年の年だ。これを機に訪日トルコ人旅行客の増加にも貢献していきたい」

 ――トルコで最近おすすめの観光スポットは。

 「トルコ南東部にある1万2千年前の新石器時代の遺跡『ギョベクリテぺ』をご紹介したい。エジプトのピラミッドよりも7千年も古い時代に作られた石柱や石壁が出土している。多種多様なモチーフが刻まれた石柱は1本で10トン以上もある。このギョベクリテぺ遺跡は18年に世界遺産に登録された」

【聞き手・kankokeizai.com編集長 江口英一】

ターキッシュ・エアラインズ 会長 アフメット・ボラット氏

 

 
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