阪急交通社はこのほど、募集型企画旅行の予約人数をもとに、年末年始(12月27日~1月5日)の旅行動向をまとめた。9連休となることから国内、海外とも需要は増加、国内では富士山を観光素材とする旅行商品の人気が高まっているという。
国内の予約者数は前年同期比1.5倍となっている。人気旅行先ベスト5は1位近畿で、以下、関東、北陸・甲信越、東海、中国地方の順。
テーマ別の伸び率ランキングでは、富士山が前年比で4倍に。「インバウンドで注目される富士山の観光価値が日本人にも高まっていることがうかがえる」という。
前年3位の高級宿が2位に浮上。物価高で節約志向にあるものの、年末年始は魅力を感じる価値には対価を払う消費者意識が読み取れる。以下、3位は初もうで、4位日帰りツアー、5位カニとなっている。
海外の予約者数も1.5倍に。人気旅行先は1位台湾で、以下、ヨーロッパ、韓国、ベトナム、エジプトと続く。短い日数で参加でき、旅行代金も手ごろなアジアが人気だ。