羽田・新千歳は900万人
国土交通省はこのほど、「航空輸送統計年報」の2018年度分を発表した。国内定期航空輸送の旅客数は1億390万人で、前年度比1.7%増だった。12年度以降増加傾向にある。
幹線は同0.5%減の4344万人と伸び悩んだが、ローカル線は同3.4%増の6047万人と好調に推移した。
路線別輸送実績をみると、旅客数が最も多かったのは羽田―新千歳路線で、906万人だった。2位は同―福岡路線の872万人、3位が同―那覇路線の595万人。ベスト10に大きな変動はなく、17年度8位だった同―広島路線が7位、7位だった福岡―那覇路線が8位になったのが目立つ程度だ。
一方、国際航空輸送の旅客数は同4.5%増の2340万人。伸び率が高かったのは太平洋方面(ハワイ、グアムなど)の13.2%増、オセアニア方面(オーストラリア、ニュージーランドなど)の12.4%増、中国の9.1%増など。韓国は1.2%減と振るわなかった。