20代が選ぶ自由主義でフラットな企業ランキングで、ANAセールス7位・一休26位


 20代が選ぶ自由主義でフラットな企業ランキングで、ANAセールスが7位、一休は26位だった。

就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:大澤 陽樹)は、20代が選ぶ、自由主義でフラットな企業ランキング」を発表しました。

 

2020年上半期、新型コロナウィルス感染拡大によって日本は働き方の変革を余儀なくされました。緊急事態宣言は解除されたものの、昨今の感染者数増加に伴い、政府は各企業に対し社員のテレワーク率7割を目指すよう要請する見込みとなっています。新しい生活様式の中で、企業には今後も自由度の高い働き方の提供と、テレワークを前提とした組織づくりが求められていくことでしょう。

 

今回の調査レポートでは、20代社員からの投稿に限定し、テレワークも含む「ワークライフバランス」の社員クチコミをディープラーニングによって分析しスコア化。遠隔でのコミュニケーションでも重要となる「風通しの良さ」のスコアと合わせ、自由な働き方を提供しながら、風通しも良い企業のランキングを作成しました。自由主義でフラットな企業にはどのような特徴があるのでしょうか。

 

【サマリー】

・1位はサイボウズ、2位はユーザベース、3位はアクシスコンサルティングという結果に

・組織に浸透した自由な働き方や、制度利用のしやすさが満足度を高めている

・「フラットな組織」にはマネジメントのコミットが必要

 

※詳細は次ページまたは「働きがい研究所」にてご確認ください。

https://vorkers.com/hatarakigai/vol_74

 

 

 20代が選ぶ、自由主義でフラットな企業ランキング

 

組織文化に浸透した「自由度の高い働き方」

今回のランキングで1位となったのは、ユニークな働き方が常に注目されているサイボウズという結果になりました。ランクイン企業の社員クチコミを見ていくと、制度を形骸化させずに実際に活用している声が多く、組織に浸透した自由な働き方や、制度利用のしやすさが満足度を高めていることがわかります。

 

「在宅勤務や時間をずらして働く、好きな場所で働くなどはとても自由です。どの会議室にもリモートで接続できるのと、オンラインに情報を集約する文化のため在宅による情報格差はほぼないと言えます。(エンジニア、男性、サイボウズ)」

 

「フルフレックス、フルリモートの会社のため、日本国内や海外でフレキシブルに働くことができる。お子さんが熱を出した際など、リモート勤務が自分の意思でできる会社。子育てや家事などとの両立もしやすく、3児の母も数名いる。(企画、女性、ユーザベース)」

 

「自身でKPI、KGIを逆算して、アポイントを入れている為、優先したいプライベートの用事があれば、柔軟に調整可能。テレワーク環境も整備されている為、育児・介護等で数日在宅ワークのみで乗り切ることも可能。(キャリアコンサルタント、男性、アクシスコンサルティング)」

 

「完全裁量制、e-work完備のため非常に調整が利く。故に昨今のコロナ騒動でも目立った混乱はなかった。プロジェクトにさえ恵まれれば休みも取りやすい。年1回以上の海外旅行を取る社員も多く、取得時期も仕事との折り合いさえつけられればとても柔軟。(ITスペシャリスト、女性、日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング)」

 

「ワークライフバランスは非常に取れていると思う。テレワークは昔から浸透しており、在宅、カフェ、どこからでも仕事は可能。また家庭の事情に合わせて仕事も柔軟に調整可能。働く環境としてはトップレベルで恵まれていると思う。(営業、男性、シスコシステムズ)」

 

「ワークスタイルイノベーション休暇という半期に有給を連続で取得し、公休と合わせて5連休以上の休暇を義務付けられていた。その際に会社から特別手当も頂ける。(設計、男性、コスモスイニシア)」

 

「そもそも残業を良しとする文化ではないため、定時退社が当たり前でした。入社したばかりの新人であっても、定時になると時間だよと言って帰されます。定時内に終わらない仕事を新人に振る上司が怒られる、そんなカルチャーのため、オンとオフのメリハリはかなりつけやすかったです。ワーキングマザーもいましたが、フレキシブルな働き方もどんどん認められるようになっていっていました。(セールス、女性、Booking.com Consulting Services Japan)」

 

 

「フラットな組織」にはマネジメントのコミットが必要

フラットで風通しの良い組織には、若手社員がボトムアップで発言しやすい風土があります。今回ランクインした企業の社員クチコミにも、「上下関係が無い」といった声が多く見られました。また、フラットな組織の実現のためには、経営陣やマネージャーといった、組織内でマネジメントレイヤーにあたる社員がどれだけ上下の境を無くし、意見を尊重することが重要であるかも社員クチコミからうかがえます。

 

「年次や勤続年数に関わらず、誰でも発言できる環境があるのはとても恵まれていると思う。風通しはよくオープンで、上下関係を感じさせない。リモートワークなど働き方の面での取り組みが先進的で、在宅勤務を交えつつのびのびと働けている。(マーケティング、女性、サイボウズ)」

 

「オープンでフラットを体現している。また非常にボトムアップである。口だけのボトムアップ、オープン、フラットと言うベンチャー企業は多いが、その大半が内実が伴っていない中、非常にトップがその企業文化にコミットしているため、少なくとも私の部署では本当に上記カルチャーが体現されている。自分の意見が求められ、それが業務に反映される。それがあるため、自分自身の業務に言い訳ができず、コミットメントが高くなる。また、上層部の決定や方針、今の事業の進捗についてもメンバーに正しく伝えようとしてくれる。(セールス、女性、ユーザベース)」

 

「トップダウンと、ボトムアップが融合しており、トップからの明確なビジョンに加えて、ボトムからの意見に聞く耳を持つ柔軟性も持つ。(キャリアアドバイザー、男性、アクシスコンサルティング)」

 

「若いメンバーが多く活気がある。少し体育会系の雰囲気はあるが、かなりフラットな組織で年齢や社歴関係なく意見を交わしている。メンバーはそれぞれ自立しており、がちがちな管理ということもない。働きやすいやすいように経営陣が意識して環境をつくっていると感じる。(営業部、男性、Hajimari)」

 

「社員の成長に対するコミットメントは強く、フィードバックを与える•貰う文化がどの階層にも定着している。リーダーシップチームの間では部下を活躍させるためには、殻を破ってもらうためにはどのようなフィードバックを与えればよいかといった指導方法に関する議論が常になされており、うまく活躍できていない人がいた場合は、パフォーマンスを改善させる為の協力体制が築かれるため、UP or OUTの文化はあるが、OUTにさせない為の機会は誰にでも与えられる文化がある。(コンサルタント、男性、ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド)」

 

「個々人が特許性の判断を行う権限を持っていることもあり、比較的個人の考えが尊重される風土があるように思える。審査部の職員はほとんどが審査官であるため論理的に対話をすれば年次に関わらず聞き入れてくれる人も中にはおり、風通しの良い職場である。(審査官、男性、特許庁)」

 

■ 対象データ (集計期間:20171月~20206月)
2017年以降、20代回答者によるOpenWork「ワーク・ライフ・バランス」への投稿が5件以上ある企業3819社を対象データとしています。

 
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