長野県山ノ内町の志賀高原と群馬県草津町の草津温泉を結ぶ志賀草津高原ルート(国道292号)を歩くイベント「雪の回廊ウォーキング」が4月18日に実施される。2018年は草津白根山の噴火警戒レベル2に伴う同ルートの通行規制で中止を余儀なくされたが、一部コースを変更、2年ぶりの実施となる。
2月22日、ミス志賀高原の藤沢愛理さん(24)と草津温泉観光大使の門倉史子さん(26)ら両町の観光関係者が東京・池之端の観光経済新聞社を訪れ、イベントをPRした。
主催は草津町・山ノ内町広域宣伝協議会。同ルートは冬の期間閉鎖されているが、4月20日の除雪開通式前日の、車が通らない道路を歩く。今年は雪の量がやや少ないものの、数メートルの雪の壁や、日本の国道の最高地点(標高2172メートル)からの雄大な景色を眺めながら歩け、リピーターも多い。参加者には完歩証を交付するほか、きのこ汁などを振る舞う。
コースはA(志賀高原スタート)、B(白根山火山スタート)、C(リフトで行く横手山山頂らくらく)の三つ。Bコースは292号の万座三叉路~草津町間が通行できないため、万座ハイウェーを使用する。A、Bは歩く距離が10キロ、参加費4千円で、Cは4キロ、5千円。定員は計300人。なお、17年は244人が参加した。
藤沢さんと門倉さんはいずれも初参加となるが、やる気まんまん。「志賀高原は春スキーも楽しめ、温泉も多いので、疲れた体を癒やして。地獄谷野猿公苑のスノーモンキーも待ってます」(藤沢さん)、「草津温泉スキー場には新しいコース(R292コース)ができ、西の河原露天風呂では1月から毎週金曜日は混浴になりました。カップルで入ってください」としっかりアピールしていた。
ウォーキングの問い合わせは事務局まで。TEL0269(33)1107。
雪の回廊ウォーキングをPRするミス志賀高原の藤澤さん(左)と草津温泉観光大使の門倉さん