18年度の北海道、外国人客2桁増


7年連続で増加

 北海道はこのほど、2018年度の観光入込客数(実人数)が5520万人となり、前年度比1.6%の減少だったと発表した。外国人観光客は同11.6%増の312万人で、7年連続で過去最多を更新した。

 入込客数の減少は9月に発生した胆振東部地震などが影響した。道内客は同2.6%減の4601万人だったが、道外客は0.2%増の607万人。宿泊費や交通費を割り引く「北海道ふっこう割」などの取り組みが奏功したとみられる。

 日帰り客は同2.1%減の3648万人、宿泊客は同0.6%減の1872万人。

 市町村における観光入込客数を合計した総数(延べ人数)は1億4588万人で、同0.1%の増加だった。宿泊客の延べ人数の合計は3781万人泊、同1.5%の増加。

 圏域別の延べ人数で同3.6%の伸びを示した道南は、「なないろ・ななえ」や「上ノ国もんじゅ」など道の駅に多くの利用があったほか、スキー客が好調だったのが要因。

 過去最高を更新した外国人観光客については、地震の影響はあったものの、中国や韓国などアジア圏の北海道人気が続いたほか、国際線の新規就航や増便が追い風に。

 国・地域別にみると、韓国が73万1200人(14.4%増)となり、中国の70万8900人(6.4%増)を抜いて1位となった。韓国の1位は統計を開始した1997年度以降初めて。

 日韓関係の悪化で韓国では日本への旅行を控えるムードが高まっており、韓国の1位維持は難しい状況だ。

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