帝国データバンクによると、2016年度(2016年4月~2017年3月)のホテル・旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は73件、負債総額は338億800万円だった。件数は前年度比20・7%減(19件減)、負債総額は同34・8%減(180億5千万円減)と、ともに東日本大震災(2011年)以降で最少となった。
件数は2年ぶりの減少。東日本大震災直後の2011年度(129件)をピークに2014年度まで3年連続で減少。2015年度はいったん増加したが、2016年度は再び減少した。
月別の最多は12月の10件。前年度に3回あった10件以上の2ケタはこの1回のみだった。
負債総額は2年連続で減少した。東日本大震災直後の2011年度(996億4300万円)から、およそ3分の1まで減少している。
月別では3月の63億4400万円が最多。前年度に1回あった100億円の大台超えはなかった。
3月単月の倒産は件数7件、負債総額63億4400万円。
件数は前月比16・7%増加(1件増)、前年同月比22・2%減少(2件減)。
負債総額は前月比80・4%増加(28億2700万円増)、前年同月比51・3%減少(66億8700万円減)。