観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値で、2023年12月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は5074万人泊となり、22年同月比で7.8%増、コロナ前の19年同月比で7.6%増となった。地域別では、19年同月比が25都道府県でプラスとなった。
延べ宿泊者数の19年同月比の伸び率が高いのは、高知県の30.9%増、東京都の29.7%増、京都府の21.7%増、大阪府の21.3%増など。一方で22県がマイナスで、下げ幅が20%以上と大きいのは、鳥取県の29.4%減、福井県の24.7%減、宮崎県の20.1%減だった。
全体のうち日本人延べ宿泊者数は3843万人泊で、22年同月比6.7%減、19年同月比1.3%増だった。コロナ前の水準を上回ったが、国の観光支援策「全国旅行支援」が実施中の22年12月の水準を下回った。地域別では、19年同月比で25都道府県がプラスだったが、22年同月比でプラスは13県だけだった。
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