総務省はこのほど、家計調査報告の昨年11月分を公表した。同月の2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり28万1041円で、前年同月比で実質0.6％減と3カ月連続で減少した。10の費目別では教養娯楽、交通・通信、食料など7費目が減少。教養娯楽は同2.3％減の2万8088円と、10カ月連続で減少した。
教養娯楽は国内パック旅行費、海外パック旅行費などの「教養娯楽サービス」が減少した。
交通・通信は同1.6％減の4万1891円と2カ月ぶりに減少。自動車購入など「自動車等関係費」が減少した。
このほか食料、光熱・水道、家具・家事用品、被服および履物、保健医療が減少。住居、教育、その他の3費目が増加した。
同月の2人以上世帯のうち、勤労者世帯の実収入は1世帯当たり45万5644円で、前年同月比で実質0.1％増と5カ月ぶりに増加した。
このうち世帯主の定期収入は同0.2％増の35万6214円と12カ月ぶりに増加。配偶者の収入は同4.9％増の6万9711円と4カ月連続で増加した。
