11年春、青森DCの概要決まる


ロゴを発表する三村青森県知事(左から2人目)と県観光連盟、JR東日本の関係者

ロゴを発表する三村青森県知事(左から2人目)と県観光連盟、JR東日本の関係者

 2011年4〜7月にJR6社と青森県が連携して実施する大型観光キャンペーン「青森デスティネーションキャンペーン(DC」のキャッチフレーズとロゴが決定し、6日発表された。キャッチフレーズは「行くたび、あたらしい。青森」。同県とJR東日本、青森県観光連盟は12月から、東北新幹線全線開業や初の単独DCに向けたプレキャンペーンを始める予定で、青森が一丸となった観光PR活動が本格化する。

 6日、三村申吾・青森県知事、林光男・青森県観光連盟理事長、JR東日本の福田泰司・盛岡支社長、河野浩一・秋田支社長が青森市内で共同記者会見を行い発表した。

 キャッチフレーズには、「旅」と「度(たび」をかけて、何度訪れても新しい発見がある青森の旅を多くの人に楽しんでほしいとの願いを込めた。キャンペーンロゴは新鮮さを感じさせる細身ですっきりした書体を採用。色とりどりの木を配して、四季折々の多彩な青森の魅力を表現した。

 キャッチフレーズ、ロゴともに、12月から始まるプレキャンペーンから各種PRポスターやのぼりなどで利用する。2011年の新幹線新青森開業1周年イベントまで、同県観光PRの場で活用していく予定だ。

 共同記者会見ではこのほか12月から来年3月までの4カ月間にわたり同県とJR東日本、青森県観光連盟が展開する、冬の青森のイメージアップを図るキャンペーン「東北新幹線新青森開業プレキャンペーン」の内容も発表された。

 プレキャンペーンでは、青森県が主体となりシンガーソングライターの矢野顕子さんを起用したポスターの主要駅への掲出やテレビ番組での青森観光の紹介のほか、東京・表参道でのPRイベントの実施などの誘客宣伝事業を広く展開する。

 また県観光連盟が中心となって、同県内の宿泊者に抽選で特産品などを贈る「あったか青森プレゼントキャンーペーン」を実施したり、ガイドブック「あおもり紀行2010冬号」を製作して首都圏の旅行会社などに配布したりする。

 三村申吾知事は「青森にはいつも新しい発見がある。積極的な情報発信を行い、青森に行きたいという機運を醸成したい」と意欲を語った。

DC開催に向け推進委員会発足
 青森県観光連盟は6日、青森デスティネーションキャンペーンの推進組織として「青森DC推進委員会」を連盟内に設立した。青森県観光連盟の全会員247団体とDCに関連のある10団体、企業、隣接する秋田県の5市町村が委員会メンバーとして名を連ねており、青森県の観光業界が総力をあげてDCを盛り上げる。

 6日、青森市内で開いた設立総会では会員に対しDCの実施概要案の説明を行ったほか、全国の旅行会社関係者らに観光資源の宣伝を行う「全国宣伝販売促進会議」を来年5月19日にホテル青森(青森市)で開くことを確認した。

 あいさつした林光男・県観光連盟理事長は「DC成功には会員の熱意とやる気が大事だ」と奮起を促した。

ロゴを発表する三村青森県知事(左から2人目)と県観光連盟、JR東日本の関係者
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